名古屋校 カウンセリングトレーニング
投稿日:2017年1月24日 / 最終更新日:2018年6月27日
こんにちは。
トレーナー協会です。
カウンセリングは、
問題を解決することではないわけです。
解決するのは相手であり
カウンセラーはお手伝いをするだけです。
そして、長々と話を聞く必要もありません。
2時間も悩みを聞いていたらクライアントは
余計落ち込んでしまうでしょう。
聞く時間は短くて実は大丈夫です。
確かに中には話だけを聞いてもらって満足する方もいらっしゃいます。
その方には、話を聞く傾聴のスキルを使えばいいのです。
しかし、問題を無理に聞き出すのは
逆にラポール(信頼関係)が崩れてしまいます。
1つ大切なことはクライアントを吟味することです。
そしてカウンセラーは、必ず自分自身でいることです。
「今日のセッションは上手くいくかな?」
「緊張するな」そうではないんです。
正直に言ってしまうと確かに
上手にできるかはわかりません。
しかし、まだ来てない未来のことを考えて
気持ちが萎えてしまっては仕方ないですよね。
逆に前に失敗したからと言って
今の状態が影響されてしまうのもよろしくありません。
今、この瞬間を生きる。
これをマインドフルネスと言います。
これができないとニュートラルなカウンセリングはできないでしょう。
そして、信頼関係の構築を大切にすることです。
中でも最初にやりがちなのがアイコンタクトのないセッションです。
クライアントの話を一生懸命メモしたり
目線が合わせられなくて、テキストやノートを見ていたり。
これが、トレーニングであればOKです。
しかし、実践の場でこれが起こってしまうと、
小さい子がお父さんに「おはよう」と言ってるのにも関わらず
新聞に向かっておはよう!と答えているようなものです。
ずっと続けているとクライアントさんは不安になるでしょう。
そして、言葉をメモしてもその中の多くに真実はありません。
クライアントのほとんどは中々、本音や自分のテーマを口にできません。
何故ならば、自分でも気づかないからです。
しかし、上手なカウンセラーは気づかせてあげることができます。
カウンセリング・心理学用語で転移という言葉があります。
クライアントが転移した状態を作ることができれば
一瞬で本音のテーマに気づきます。
実際、私たちの大きなテーマは小さい頃から作られているのばかりです。
嘘つき
怒ってしまう。
頑張りすぎる
このようなテーマのほとんどは
小さい頃の体験です。
この体験が私たちの人格を形成します。