~面接と人材~トレーナーブログ
投稿日:2019年6月20日 / 最終更新日:2019年7月1日
こんにちは。 トレーナーの猪瀬です。
いつもメルマガをご覧いただき ありがとうございます。
今日は、応募者の本来の性格を垣間見ることのできる
面接時のコツについて書いてみたいと思います。
面接では、誰もが緊張してしまいます。
緊張は過度でなければ悪いことではありませんし、
それだけ準備をして挑んでいることの表れとも取れるでしょう。
しかし、面接する側は、
練習を重ねた通り一遍の答えではなく、
限られた時間内に相手の本質を
見極められるような 答えが聞きたいところです。
そこでまず、みなさんが
ありのままの自分でいられる時とは、 どんな状況でしょうか?
多くの人が、一人でのんびりしている自分や
家族や気の置けない仲間と過ごす
時間を想像するのではないでしょうか?
それはどちらも自分を飾る必要のない、
リラックスした空間ですよね?
そのため、面接では、
少しでも相手がリラックスできるよう
緊張を解くコミュニケーションが求められます。
そのような空間づくりには、
一つ、ユーモアも効果的なアプローチです。
面接官「緊張されていますね」
応募者「はい…」
面接官「もっと緊張して大丈夫ですよ(笑)」 などの
やり取りは応募者の緊張をほぐす、
いわばテッパンの面接ジョークです(笑)
そしてもう一つ、とても大切なのが「受容」と「共感」です。
最初は「長所と短所」や「学んできたこと」などの
定型的な質問から始めてOKです。
応募者の答えにしっかり耳を傾け、
時に共感しながら 話を聞いていきます。
この時に注意したいのが、答えに対して
「否定」や「評価」をしないよう 心がけることです。
そうすることで「判断される」という緊張感が
徐々に「受け入れられている」という安心感へと変化していきます。
そして「受け入れられている」と感じた相手は
ありのままの自分に近い言葉で表現できるようになってきます。
そうなったらチャンスです(笑) 少しトリッキーな
質問を投げかけてみましょう。
例えば、 「会社から『仕事に役立つなら何に使ってもいい』と
5万円を渡されました。 あなたなら何に使いますか?」
「1粒1万円のチョコレートを売りたいと考えたとします。
あなたならどのような戦略を立てますか?」 などの質問も面白いですよね。
リラックスした「受容」の空気作りができていれば
きっとその人らしい答えが聞けると思います。
短時間で、できるだけ相手の本質を知るカギを握る
「受容」と「共感」。 ぜひ一度、試してみてくださいね。