コミュニケーションを見直す
投稿日:2023年6月3日 / 最終更新日:2024年9月5日
コミュニケーションとは?
そもそも、コミュニケーションとは何なのか?
「皆さんにとってコミュニケーションとは?」と聞かれたら
どの様に答えるでしょうか?きっと人それぞれ違いますよね。
インターネットで調べると、コミュニケーションとは・・・?
「気持ち・意見などを、言葉などを通じて相手に伝えること。通じ合い。」
この様に記載がされています。
これを前提に置きながら、1人1人コミュニケーションに対しての
意味づけを行っているので出てくる答えは沢山あるでしょう。
当協会では一言「人との関わり方」と呼ばせていただきます。
コミュニケーションは円滑に行いたいものですが、中々そうはいきません。
どうして上手にいかないのか?理由の一つとして
学んできたコミュニケーションの取り方が違うからでしょう。
少しずつ、コミュニケーションのパターンを見直していきます。
キャッチボールは出来ない!?
よくコミュニケーションは、「キャッチボール」と言われます。
少し考えてみましょう。しっかりと受け取れていますか?
もちろん、お互いに快になる話題であれば上手に言葉をキャッチできるでしょう。
しかし、不快になる話題であればいかがでしょうか?
例:出かける前に自宅で奥様とご主人のコミュニケーション
「明るい色の服と大人しい色の服どっちが良いかな?」と質問をして
「どっちでもいいから!時間ないから早くしろよ!」と返ってきたら
キャッチボールできるでしょうか?受け取れたとしても良い気分はしないですね。
自分が不快になったとき、相手が不快な気持ちの場合もそうですが
相手の言葉を上手にキャッチすることも、してもらうことも困難です。
ですから、コミュニケーションは「キャッチボール」これに関しては
上手く出来ないというのが現実なのです。
譲れない価値観になればなるほど・・・
大切な思いであればあるほど、受け取りにくくなってしまうものです。
ラポールとは何か?
コミュニケーションを学ぶと「ラポール」というスキルが
多く使われている場面に出会います。
使われているテクニックとしては下記になります。
—
・オウム返し(バックトラッキング)
相手の言葉を伝え返す。→要約が使えると会話がコンパクトになります。
・聴覚のペーシング
相手の話すスピードや声の調子に合わせる
・ミラーリング
相手の姿勢を鏡写しにする→やりすぎ注意(笑)
・頷き、相槌
話を聞くときに多くの方が行う動作。
注意すべきは相手のペースに合わせた動作が出来ているか・・・
—
この様な技術が挙げられますが、
根本にラポールとは「橋を架ける」という意味があります。
相手と私に橋を架けて渡り合える状態
心を通わす状態を作るための技術ですね。
心理学やセラピーで使われていた言葉ですが
今では、ビジネスシーンや何かコミュニケーションを学ぶとなると
必ず基本的な部分にラポールが出てきます。
それくらい、コミュニケーションをするうえで大切にされているのです。
そして、信頼関係を作るためのテクニックは簡単に上にも書きましたが・・・
ペース合わせがほとんどです。相手に合わせるという事。
何も相手の価値観を受け取れとは書いていないのです。
コミュニケーションが上手な方は相手の話に合わせることが出来る。
言ってしまえば「それだけ」
相手を主人公にするのがコミュニケーションです。
解決しないテーマ
もちろん、相手に合わせているだけではストレスが溜まってしまいます。
ですが、相手と良い関係を作りたい、相手を変えたいと思っているなら
自分から相手に寄り添う姿勢が作れないと現状維持になります。
橋の架け方がわからないのであれば、出来る人が作ってあげるということです。
そして、自分が疲れてしまう、相手を許せない、怒りが出てしまう。
この様なテーマが過度に出てしまう場合はコミュニケーションのテーマで
解決するのが難しくなるかもしれません。
お伝えしているように、コミュニケーションは相手を主人公にした学び。
自分の感情や気持ちを学ぶのは、コミュニケーションではなくて心理学のが近いでしょう。
コミュニケーション→相手を主人公にした学び
心理学→自分を主人公にした学び
学ぼうと考えている方は、テーマを吟味してから学び始める事をおススメします。
当協会では、1つのテーマに特化して学ぶこともできます。
コミュニケーションを学びたい方
コミュニケーション能力1級認定コース
心理学を学びたい方
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コミュニケーション心理学
無理はしないでください!
本当にこの人とは関わりたくないと思う方もいれば
出来ることは精一杯したけれど、これ以上は無理!と感じる方もいます。
私たちは人間ですから完璧ではありません。
そんな時は、離れても良いのです。自分を守るために。
力不足だと自分を責めないで。リフレーミングしてみましょう。
一生懸命チャレンジした自分をねぎらいましょう。
自分自身に対しては自分を主人公にしたコミュニケーションを・・・
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。