やる気がある人、ない人
投稿日:2024年3月21日 / 最終更新日:2024年10月28日
「やる気のある方募集!」
こんな広告を見たことがあるのではないでしょうか?
そして、自社でも使っているフレーズかもしれませんね。
しかし、「思ってた人と違う」「全然やる気なさそう」と
入ってからそう感じる方も多いと聞きます。
所謂、「価値観」の違いが明確にでている可能性があります。
それでは一体・・・何が起きているのでしょうか?
こんにちは!
日本コミュニケーショントレーナー協会の猪瀬です。
「初心者歓迎!」「やる気のある方募集!」
こんなフレーズを見たことがある!という方は、多いと思います。
実際に私も学生時代、バイト探しで良く見てました。(笑)
最初に知っておくべきは、そのフレーズ本当に大丈夫ですか?ということ。
誤解、コミュニケーションのミスマッチなどに繋がります。
やる気とは?
ところで、あなたが思う「やる気のある人」とは?
ちょっとだけ、考えてみましょう?
①元気に挨拶が出来る人。
②笑顔で接客が出来る人。
③積極的に率先してこなせる人。
例を挙げるとキリがありません。
キリがなくて、無制限に答えがあるテーマに対して
一言「やる気がある人募集!」では、抽象的過ぎると思いませんか?
そして「やる気がある」これに対する意味づけは
私とあなたで違うという事です。
「元気に挨拶できない奴は、やる気がない。」こう思っている人がいる。
そして、「挨拶できなくても、やることやってれば、やる気はある」と
思う人もいる。という事です。
「もうちょっと、元気にやる気出してくんない?」と注意しても
「僕なりにやる気はあるんですけど・・・」と思われて
お互い不満が溜まりそうです。
対処法を考える
抽象的過ぎるなら、工夫をすればよいのです。
例:接客業を伴う仕事であれば・・・
「お客様と直接お話しするお仕事です。
笑顔で接客することが得意な方。
人とのコミュニケーションが楽しいと感じる方。」
少し情報を加えるだけで、企業が求めている人材は伝わりやすくなります。
もし、見直して抽象的過ぎると思ったら、「どんな強みがあると働きやすい」か?
それを明確に書いてあげると良いでしょう。
そして「強み」は「モチベーション」を持続されるのに効果的です。
残念ながら、人には「向き」「不向き」があります。
私は、繊細な作業が本当に苦手です。(笑)
トレーナー協会代表の椎名の実家は、少し前からコーヒー事業を始めました。
→ https://www.sanno-coffee.jp/
ご興味があればぜひ!美味しいコーヒーが飲めます!
話がそれましたが・・・
こちらの焙煎所では、美味しい珈琲を提供する為に
豆の選別から始めます。
1粒1粒、焙煎できる豆を分ける作業です。
一回、体験させてもらいましたが・・・本当に大変でした(笑)
これを延々とやってください。と言われたら、僕のモチベーションは下がるでしょう…
あなたも「これを続けるのは、嫌だぁ」と思うものはありませんか?
繊細な作業が得意で、モチベーションが上がる方もいれば
接客業で作業より人と話す方が得意な方もいます。
人材の強みを見つけて、常に高いモチベーションで
働ける環境を構築する。大切な事です。
気を付けるべき点
最後に気を付けるべき点をお伝えします。
社員やパートさんのモチベーションや募集を「お金で釣る」のは
絶対にやめてください。
お金は大事です。モチベーションにも確かになります。
但し、お金でしか図れない幸せは短期的なものです。
どれだけ優秀な人材でも、「お金」で動かされた人は
「お金」で動きます。
他の業者が自分のとこよりも給与が高ければ、そちらに行くでしょう。
そして、起こってはいけない
お金の問題が発生する可能性も高まります。
お金に限らず、「物で釣る」行為は、人間関係を
徹底的に壊滅させる場合があります。
「私はこの会社で貢献できている」
「この会社に入れて良かった」
「自分の子どもに自慢できる素敵な会社に出会えた」
それは、会社の「在り方」で決まります。