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【解説】自分を好きになれない、自分を愛せない人の特徴と解消法

【解説】自分を好きになれない、自分を愛せない人の特徴と解消法

投稿日:2025年3月14日 / 最終更新日:2025年3月14日

自分を愛せない人の特徴です。

「まわりに大切にされなかった…」

「ダメだから評価されないんだ…」

「他の人は、褒められているのに…」

「自分を好きになれない…」

試練やストレスは避けられない社会。

人は誰しも、完璧ではありません。

悩み、苦しみ、迷うこともあります。

まわりの評価を気にしてしまうのも、無理はありません。

しかし、自分の価値を他人に評価させるような人生は避けたいものです。

自己肯定感を失ったり、

自分軸を見失った結果、

「私の価値って何…」

「理解してもらえない…」

「将来が不安だ…」

「人間関係、夫婦関係、親子関係につかれた…」

となってしまいます。

自分を愛せる人こそ、他人を愛せるのです。

自分を愛し、輝くことで、周りの人々をも幸せにすることができます。

自分を愛するとは、自分を認めること。

自分の価値を自分で知ることです。

一人ひとりが尊い存在です。 ご自身を愛するヒントになさってください。

自分を愛せない人の特徴。そして、解消法は一つ

「まわりに大切にされなかった…」 → まわりと比べてしまう

「ダメだから評価されないんだ…」  → まわりからの評価を求める

「他の人は、褒められているのに…」 → 妬んでしまう

「自分を好きになれない…」 → 自分が嫌い

夢であった大好きな保育士をあきらめた彼女。

彼女は幼い頃から、優しくて思いやりのある保育士になるのが夢だった。
子どもたちの笑顔に囲まれ、一緒に成長していく。
そんな理想を胸に、保育士の道へと進んだ。

しかし、現実は理想とはかけ離れていた。

保育士は、子どもたちの成長を支えるだけでなく、保護者や同僚との人間関係、仕事量の多さなど、様々なストレスを抱えていた。

特に、自分自身を大切にしてもらえないと感じることが多く、辛い思いをすることが多かった。

「同僚にも、保護者にも、一番は管理職から、冷たい目で見られたことです…」

「私は、誰よりも子どもたちのために一所懸命だったっと思います。
それは、認めてくれていたけれど…」

一人になると「どうせ私は、価値のない人間なんだ…」

そんな自己否定的な思いが、彼女から自己肯定感を奪い孤独にさせました。

ついに、彼女は保育士の仕事を辞めることを決意しました。

保育園を辞めるのは4回目。
保育士としてのやりがいを感じながら、自分を大切にできない彼女は、その度に大きな傷を負っていたのでした。

時間をおいて、繰り返しチャレンジしてきた彼女。
しかし、今回は限界を感じていました。

「もう、こんな辛い思いをする必要はない…」

そう決心した瞬間、彼女の心は軽くなったのです。

新しい道を探そう。

そう決意した彼女は、新たな一歩を踏み出した。

新しい仕事を見つけ、新しい友達を作り、新しい自分を見つける。

彼女は、少しずつ成長していった。

そして、ある日、彼女はふと思った。

「私は、私でいいんだ」

そう思うことができたとき、心が晴れたような気がした。

自己肯定感が戻った気がした。

自分軸が持てた気がした。

でも、何かが違う気がしていたのでした。

自分が正しく、美しく、気高く、「自尊心」を持って生きる

元保育士の彼女は一人、静かな田舎町に引っ越しました。

そして、彼女は保育士だったころの時間をふり返りました。

「私はまわりの評価を気にしてばかりいた…」

「あの人はあんなにすごいのに、私は…」

「どうして私だけ、こんなにダメなんだろう…」

人と比べては落ち込み、自分を責める日々。

そんな私が、ふと立ち止まった。

「私は、一体何を求めているんだろう?」

「私は、どう生きたいんだろう?」

自分に問いかけた時、心の奥底から声が聞こえた。

「私は、私を生きればいい」

まわりの評価など、過度に気にする必要はない。

私が私らしく、懸命に生きているなら、それでいい。

そう思えた時、彼女の心がスッと軽くなったのです。

自分の中に自分の評価軸をもつことの重要性

自分の評価軸を他人ではなく、自分の中にすることは、自己肯定感を高め、自分らしく生きる上で非常に重要なことです。

人は誰しも、他人から認められたい、褒められたいという気持ちを持っています。しかし、自分の評価を他人に委ねてしまうと、他人の言葉や態度に振り回され、心が不安定になってしまいます。

一方、自分の評価軸を自分の中に持っている人は、他人の評価に左右されず、自分自身の価値を認めることができます。そのため、心が安定し、自信を持って行動することができます。

ここでは、自分の評価軸を自分の中に持つための方法についてご紹介します。

 

自己理解を深める

自分の良いところ、強み、才能、努力したこと、達成したことなどを認め、褒めましょう。過去の失敗や欠点にとらわれず、「過去は未来のための練習!次は頑張ろう」と前向きな気持ちを持つことが大切です。他人との比較ではなく、「私は私」という気持ちを持つことが重要です。

自分の価値観を明確にする

自分にとって大切なものは何か、どんな生き方をしたいのかを明確にしましょう。

自分の価値観に沿って生きることで、充実感や幸福感を得ることができます。

自分の感情に正直になる

嬉しい、楽しい、悲しい、辛いなど、自分の感情を素直に受け入れましょう。
感情を抑え込まず、いろいろな受け入れた感情から学びましょう。

健康的な生活

心身ともに健康な状態を保つために、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけましょう。
自分の好きなことや楽しいことをする時間、リラックスできる時間を作りましょう。

まわりの人に感謝する

家族、友人、同僚など、まわりの人に感謝の気持ちを伝えましょう。

感謝の気持ちは、人間関係を良好に保ち、自己肯定感を高めることにつながります。

自分の評価軸を他人ではなく、自分の中にすることは、自己肯定感を高め、自分らしく生きる上で非常に重要なことです。
自己理解を深め、自分の価値観を明確にし、自分の感情に正直になり、自分を大切にし、まわりの人に感謝することで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。

自分が正しく、美しく「自尊心」を持って生きる

まず、「正しく生きる」「美しく生きる」を定義しましょう。

  • 正しく生きる

倫理観や道徳観に基づき、まわりの人々や自分自身にとって良い結果をもたらす選択をすることです。

  • 美しく生きる

内面を磨き、洗練された言動や振る舞いを身につけることです。

そして、正しく生きる、美しく生きるには、精神性が重要です。

精神性とは、どのような状況でも動じずに、冷静に物事を見つめる力です。
精神性を養うことが、人生をより良く生きる上でもっとも重要です。
なぜならば、出来事、自分を冷静に観察し、何かを学び、最善の行動を選択するのは精神性の力以外はないからです。

精神性とは、

  • 落ち着き。常に冷静沈着で、感情に流されないこと
  • 品格。高潔な人格を持ち、言動に責任を持つこと
  • 自制心。自分の感情や欲望をコントロールできること
  • 謙譲の美徳。自分の功績を誇らず、謙虚な姿勢を保つこと。

それはまさに、真善美の精神と言えるでしょう。

真、社会に貢献する

善、無私となり無償の愛で生きる

美、自然と調和を取りながら生きる

「自尊心」を持って生きる価値

自尊心を持つことは、まわりの評価に振り回されず、自分らしく生きる大前提なのです。

自尊心を持つことで、最初に挙げられたようなネガティブな感情や思考から解放され、より肯定的な自己認識を持つことができます。

自尊心を持つことで得られるメリット

①まわりと比べなくなる

まわりと比べる必要がなくなります。
自尊心が高い人は、自分の価値を他者と比較する必要性を感じません。

自分の良いところ、強み、努力したこと、達成したことなどを認め、愛せるようになるため、他人と比べる必要がなくなるのです。

②まわりからの評価を求めなくなる

自尊心が高い人は、自分の価値を他人に認めてもらう必要性を感じません。
自分の内面から自信や満足感を得られるため、まわりの評価に左右されなくなるのです。

③まわりを妬む気持ちがなくなる

自尊心が高い人は、他人の成功や幸せを素直に喜ぶことができます。他人と比べる必要がないため、妬む気持ちや嫉妬心が生まれないのです。

④自分を好きになる

自尊心が高い人は、ありのままの自分を受け入れ、愛することができます。

自分の良いところだけでなく、悪いところや欠点も受け入れることで、自己肯定感が高まり、自分を好きになることができるのです。

自尊心を高めることは、自分らしく生きる上で非常に重要なことです。
ぜひ、これらの方法を参考に、自尊心を高め、より豊かな人生を送ってください。

自分と尊い存在の価値を他人に求める必要などないのです。そして、それが自分を大切にすることです。精神性とは自分の価値そのものなのです。

著者プロフィール 椎名規夫(公認心理師、NLPトレーナー)

一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会 代表理事
経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長

1961年生まれ。茨城県取手市出身。

「変われなければ心理学ではない!」をスローガンに、心理の国家資格『公認心理師』の知識を活かして、日本で唯一、科学的根拠のある心理学をベースにしたコミュニケーションスキル(コーチング、カウンセリング、メンタリング、セラピー、コミュニケーション能力、コミュニケーション心理学)を提供。

エビデンスベースド(科学的根拠のある)心理学とコミュニケーション能力こそが社会人、ストレス社会、人生100年時代に役立つスキルと確信してトレーニングを実施中。

  • 総務省 「コミュニケーションの基礎に関する研修」
  • 全国6万社が加盟する厚生労働省の労働基準局所管特別民間法人『中央労働災害防止協会』にてコミュニケーション技術力研修担当10年以上
  • 労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当
  • 独立行政法人教職員支援機構にて全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング講座担当など
椎名規夫トレーナー

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