希望。
投稿日:2025年4月17日 / 最終更新日:2025年4月17日
希望という言葉の背後にあるもの
ちゃんと希望を知れば、奇跡が起こる。
希望という言葉を、本当に知っていれば、
いかなる機会も光となる。
希望に助けられた。
けれど、不思議なことがある。
あのとき、彼女がかけてくれた言葉には、「希望」という文字はなかった。
それなのに、なぜ私は助けられたのだろう?
29歳でうつ病になった。
もう35年も前のことになる。
当時、婚約中の女性がいた。
結婚式は、5月20日に決まっていた。
ある日、僕は彼女に言った。
「結婚式を延期しないか?
こんな状態で結婚するのは無責任だと思う。延期しよう…」
彼女は、少し間を置いてこう言った。
「もし、あなたが働けなくなったら、
ホカ弁屋さんで働いてでも支えるから」
その瞬間、光が走った。
光そのものだった。
それを希望とよぶのだろう。
希望という言葉は、子どものころから知っていた。
でも、
あのときのように、
畏怖をもって希望を体験したことはなかった。
希望とは、ただの願いや期待ではない。
人を根源から震わせる何かだ。
愚痴を言い合う場面では、それは生まれない。
愚痴には、絶対性がないから。
では、なぜ、あのとき「絶対的な希望」が訪れたのか?
彼女の言葉に「希望」という語はなかった。
だけど、その奥に確かに宿っていたものがある。
それは、『生』だった。
「一緒に生きていこう」
その覚悟。
静かな想い。
『生』は絶対だ。
私と家内との間でも絶対だし、
森羅万象とも、深くつながっている。
希望という言葉は、
『生』という普遍的で絶対的な背景から生まれてくる。
だから、言葉は畏ろしい。
言葉は、命そのものだ。
言葉って、なんなんだろう?
私たちは、おそらく
『希望』や『生』といった言葉の世界があるとすれば、
その下の世界で生きているのではないか。
なぜなら——
私は『希望』や『生』という言葉たちから、生きる力をもらっている。
言葉って、すごいんじゃないか?
命を、運んでくるんじゃないか?
あの時まで、希望を知っていても、希望に肖っていなかった。
希望さん。
ありがとう。
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