気づかないトラウマ:「私が変えてあげる…」
「私があなたを変えてあげる…」
「私があなたの夢を実現させる…」
「私があなたを成功させる…」
このような態度は、
「私が変えてあげる…」トラウマを持つ方の特徴です。
そして、
コーチ、
カウンセラー、
コンサルタント、
上司、
親、
リーダーたちの一部が持っている、
とてもお節介な性質です。
お節介なトラウマは、
全くないと困ってしまいます。
しかし、
強すぎると自分を責める結果になります。
変わるのはクライアントの力です。
私たちは背中を後押しする仕事です。
クライアントは、
ほうっておいても変わります。
私たちは変わるまでのスピードを早くするだけ…
肯定的な変容を手伝うだけです。
多くの方が誤解されていますが、
トラウマの元は、
恐怖体験ばかりではありません。
自分の能力では対応できない出来事が起きたとき、
知らず知らずに私たちはトラウマを持つことがあります。
「私があなたを変えてあげる…」
「私があなたの夢を実現させる…」
「私があなたを成功させる…」
このようなお節介なトラウマは、
幼少期、
青年期の出来事でご自身の中に生まれます。
そして、
決して悪いものではありません。
繰り返しますが、
適度にお節介なトラウマを持つことは大切です。
過度に持った時が大変なのです。
もし、その傾向が強くなると、
クライアント、
子ども、
お客様、
部下に過度に関わります。
そして、
相手が変容するよう過度に関わり関係を壊したり、
変わらいことで自分を責めます。
まわりが変わらなくても、
自分を責めないでください。
時期が来たら、
ほとんどのクライアントは自分で変わります。
そして、病的な方は、
専門家に任せてください。
相手から「あなたのおかげで変われた…」、
この言葉は私たちにとって嬉しいメッセージです。
しかし、
変わるのはクライアントの力。
過度な関わりはご法度です。